公務員連絡会は7月26日、全国から1,500人の組合員を日比谷大音楽堂に結集し、4年ぶりとなる人勧期中央行動を実施した。中央集会では主催を代表して武藤議長(国公連合委員長)が「2023人勧期の最大のヤマ場である本日の書記長クラス交渉では8月上旬の総裁と委員長クラスとの最終交渉に向けた人事院から前進回答を引き出すため、この猛暑以上の熱い支援を行い、全国の仲間とともに本日の行動を貫徹しよう」と訴えた。

   あいさつをする武藤議長

 続いて激励挨拶に駆けつけた連合清水事務局長は、「連合2023春闘の最終集計では、2014年以降では最も高く、ほぼ30年ぶりとなる水準の賃上げが実現した。この流れを確かなものとするべく、公務の仲間の皆さんにおかれては『労働基本権制約の代償措置』としての人事院勧告が的確に示されるよう、精力的な交渉を進めることを期待する」と激励と連帯の挨拶を行った。

   連合清水事務局長から激励のあいさつ

 基調提起に立った森永事務局長は、正念場を迎える本年の人事院勧告について「物価上昇に伴い実質賃金が低下している現状や今年の民間の賃上げ状況を踏まえ、この流れを止めることなく、すべての職員の給与引き上げに向けて公務員連絡会一丸となって取り組もう」と訴えた。

   基調提起をする森永事務局長

 続いて構成組織からの決意表明では国公連合より税関労組・村岡和弥書記次長が登壇し、最後まで闘い抜く決意を力強く表明した。

   決意表明をする村岡書記次長

 集会後に参加者は、人事院前での書記長クラス交渉支援行動と霞が関一周のデモ行進に分かれ、この日の猛暑に負けずと間断なく力強いシュプレヒコールを繰り返した。

  財務省前をデモ行進

  この日の都心の最高気温は37.7度!!

  酷暑に負けず声をあげた交渉支援行動

車上より決意表明する全開発井端書記次長(写真右から2人目)と、交渉支援行動指揮者の政労連植野中央執行委員(写真右)                                           

 行動を終えた参加者は日比谷音楽堂に再参集し、人事院との交渉報告を受けた。森永事務局長は交渉概要を述べた上で「本年の勧告は例年同様の日程を念頭に作業しているとの局長回答があったことから8月上旬を想定し、今後の交渉を強化していく。特に全職員に対する月例給の引上げ勧告を追求し、最後まで交渉に全力を挙げて取組む」とし、今後の取組姿勢を明らかにしました。最後に武藤議長の力強い力強い団結がんばろうで集会を締めくくった。

 要求貫徹に向けた武藤議長の団結がんばろう!!