公務員連絡会は7月24日、2024人勧期の最終局面を目前にして、全国から2,000名の組合員を日比谷野外音楽堂に結集し、人勧期中央行動を実施した。中央集会では主催者を代表し武藤議長(国公連合委員長)が「2024人勧期の最大のヤマ場である本日の書記長クラス交渉では8月上旬の総裁との最終交渉に向けた前進回答を人事院から引き出すため、この猛暑以上に熱い、熱い支援行動を全国の仲間とともに貫徹しよう」と力強く訴えた。

「熱い、熱い支援交渉を貫徹しよう」と挨拶をする武藤議長

 続いて激励挨拶に駆けつけた連合の清水事務局長は「連合2024春闘の最終集計では全体の賃上げ率が33年ぶりに5%台を達成した。ここからが正念場であり、この成果を最低賃金引き上げと人事院勧告に反映させ、全ての働く者の賃上げを実現することが求められる。人事院勧告に『労働基本権制約の代償措置』が適切に示されるよう、勢力的な交渉促進を期待する」と連帯の挨拶をした。

連合清水事務局長から激励・連帯の挨拶

 基調提起に立った森永事務局長は、正念場を迎える人事院勧告について「今年の月例給の官民較差が最終的にどの程度になるか見通せない中で、決して楽観することなく、全職員の俸給月額はもとより若年層・中堅層の改善に取り組むべきであり、このスタンスで本日の交渉に臨む所存だ」と訴えた。

基調提起する森永事務局長

 続いて構成組織から決意表明では国公連合より国税労組・鈴木悠一朗書記次長が登壇し、最後の最後まで闘い抜く決意を力強く表明した。

決意表明する鈴木書記次長

 集会後に参加者は人事院前での書記長クラス交渉支援行動と霞が関一周デモ行進に分かれ、この日のうだるような猛暑に負けぬと力強いシュプレヒコールを行った。

猛暑の中、霞が関一周デモを行った国公連合の仲間

車上より決意表明した全農林神﨑中央執行委員(写真左)と交渉支援行動指揮者の全駐労清水書記長(右)

交渉団がんばれ!!

 行動を終えた参加者は日比谷音楽堂に再参集し、人事院との交渉報告を受けた。森永事務局長は交渉概要を述べた上で「本日の交渉を踏まえれば勧告まで約2週間という最終盤の正念場を迎えることになる。勧告内容が一人でも多くの理解いただける『結果』が得られるよう、最後まで取り組む決意だ」とし、今後の取組姿勢を明示した。最後に武藤議長の力強い団結がんばろうで集会を締めくくった。

要求貫徹に向け一致団結してがんばろう!